瀬戸蔵山



瀬戸蔵山の反射板を北尾根から見る(2013年3月6日撮影)

所在地富山市大山町
登山口
粟巣野スキー場
アプローチ立山山麓スキー場の最奥
登山口標高600m
標   高1320m
標高差単純720m 周遊1000m
沿面距離周遊8Km
登山日2013年3月6日
天 候
同行者単独
コースタイム 粟巣野スキー場(2時間45分)瀬戸蔵山<休憩1時間>(25分)ゴンドラ山頂駅(40分)ゴンドラ山麓駅(20分)粟巣野スキー場
合計 4時間10分+休憩1時間=5時間10分



 
 

 
 
 粟巣野スキー場のミレットに2シーズンいた。ミレットからは瀬戸蔵山が見える。
 その瀬戸蔵山からスキー場にまっすぐに伸びている尾根がある。
 勝手に「北尾根」と呼んでいる。


瀬戸蔵山北尾根
 

粟巣野スキー場の「ミレット」
 
 気になっていたのに、思い立ったときはいつも雪不足で登れなかった。
 今年も出遅れたかと思ったが、雪はたっぷりあった。


沢は想像以上に深かった
 

特技の「おおまたぎ」で渡る
 
 ミレットでコーヒーをごちそうになり、平井山荘に寄って情報を得る。
 山荘の平井さんには、尾根の途中にある「天池」の話を何度も聞かされていた。
 あんな細尾根に池があること自体、ロマンである。


最初の杉林は斜度30度以上
 

木々の間からゴンドラの山頂駅が見える
 
 瀬戸蔵谷を渡るのが大変だった。高さ2m程のコンクリートで整備(?)されていて降りられない。
 渡れるところまで沢を詰める。最初の斜面は35度~40度ぐらいの急登。
 いったん緩斜面になるが、すぐに急登に変わる。尾根に出てから、少しだけ斜度は緩んだ。


標高980m付近にあった化け物みたいな杉の木
 
 984mピークを越えたところに杉の大木があった。化け物のように大きい。ストックで周りを測ったら9.5本分。
 帰ってからストックの長さを測ったら120cmだったので、木の周りは11.4mもあることになる。


地図にも載っている「天池」(25m×10m)
 
 さらにその左に回り込んだところに窪地が見えた。二万五千図では直径50m程の窪地になっている。
 実際に水が貯まっているとしたら池の大きさは25m×10m程だろう。
 池の真ん中あたりにもブナの木が生えているので普段は水のない池のようだ。
 下山後に平井さんから「天池」は尾根の反対側にあると聞かされた。「???」 謎が深まる。


天池から先は急登が続く
 
 天池から先は一転して急登となる。部分的には50度を超え、体感的には垂直の壁だ。
 腕力だけが頼の登りとなった。


斜度は45度か?
 

50度以上あるか?
 

大日岳と右奥に竜王岳、鬼ヶ岳
 
 徐々になだらかに、なっていき、杉林からも解放され、気持ちのいい雪山に変わっていく。


気持ちのいい雪上散歩
 
 ネコヤナギの新芽も見える。だが穂の数が少ないのでネコヤナギじゃないかもしれない。


ネコヤナギの穂
 

最後の登り
 

下の方に見えるのは極楽坂スキー場
 

雪上に残る足跡は芸術品?
 
 13時25分、瀬戸蔵山頂上に到着する。ちょっとシャリバテ気味だった。
 最近はランチがいいかげんになってきた。カップ麺におにぎりで終わり。
 アタック登山なら2日間、パンだけということもある。


瀬戸蔵山の反射板
 

ランチ・タイム
 

大品山と鍬崎山
 
 瀬戸蔵山から大品山、鍬崎山をのぞむ。意外に近くに感じる。2日前の御鷹山が遠かったからか?
 雪のあるうちに行かなければ...


急降は避けてスキー場へ向かう
 

スキー場側からのぞむ瀬戸蔵山北尾根
 

スキー場のゲレンデを歩かせてもらう
 

車道を歩きながら撮った瀬戸蔵山北尾根
 
 何故、雪山に惹かれるのか、いつも考えていた。自分が生まれ育ったところが雪の深い山奥だったからじゃないかと思うようになった。
 家を一歩出れば雪しかない季節。12月下旬から4月の上旬まで土を見ることが出来ない世界。

 神岡町大津山。標高750m~850mの斜面に建った300軒の家と、そこに生活する1000人の人。
 下界から離れた日本のマチュピチュのようなところのすべてが、私の原点となっている。

 景色も、四季の移り変わりも、人とのふれあいも、全てが現在の私の感性を形作っている。のだと思う。

 会社(三井金属)の都合で一夏にして全住民が山を下りて廃村となった大津山。
 永遠の、幻の、私の古里である。


昭和30年代頃の大津山(坂下明さん撮影)